カジュアルにジュエリーを楽しむとなると、Tシャツとネックレスのコーディネートは欠かせませんよね。
でも、この服でこのネックレスを合わせよう!と決めて鏡の前に立っても、イメージと違ってなんだかピンと来ないときがありませんか。
それは、ネックレス全体の形や長さとTシャツの襟ぐりの形状が合ってないのかもしれませんよ。
ニシトキコ
ネックレスとTシャツの合わせ方の例を見ながら、それぞれの組み合わせがどのような印象になるのかご紹介していきます。
目次
今回着用したTシャツとネックレス
今回着たのは2種類の襟ぐりの白Tシャツです。
・ラウンドネックTシャツ
・VネックTシャツ
私が愛用している無印良品のものです。
そしてネックレスは3種類を着けました。
写真左から、
・一粒ダイヤペンダント(小) こちらはカルティエのディアマンレジェネックレスです。
・一粒ダイヤペンダント(中)
・ベビーパールネックレス
ネックレスの長さは3つとも約40cmです。
「一粒ダイヤペンダント(中)」だけはスライド式でチェーン調節ができるタイプでしたので、チェーンを短くした場合と長くした場合の写真も載せました。
ラウンドネックとのコーディネート
ラウンドネックTシャツに3種類のネックレスをそれぞれ組み合わせていきます。
一粒ダイヤペンダント(小)の場合
まずはカルティエのディアマンレジェネックレスをラウンドネックのTシャツに合わせてみます。
ダイヤのトップが小さく軽いため、写真のようにチェーンが丸い形になりやすいです。
ラウンドネックに沿ってチェーンも丸くきれいに見えるので、合わせやすいと思います。
全体的にやさしい印象になっています。
一粒ダイヤペンダント(中)の場合
こちらも一粒ダイヤのシンプルなペンダントですが、ダイヤが先ほどのペンダントより少し大きく重みがあります。
チェーンがダイヤの重みでまっすぐになり、V字のシルエットになります。
チェーンの長さ自体は1枚目の写真のペンダントと同じですが、ペンダントトップの重みの違いによってチェーンの形が変わるんですね。
ラウンドネックの丸みのある襟ぐりとは異なるV字のネックレスの形になるので、ペンダントトップが大きいと違和感が出るかもしれません。
今回は一粒ダイヤなので大きな違和感はなく、ラウンドネックをスッキリとしたさわやかな印象に仕上げていますね。
ただ、ラウンドネックの襟でこれくらいの長さのチェーンだと、動いているうちにTシャツが上がってきて下の写真のようにペンダントのトップがTシャツに隠れてしまいます。
V字ラインを描くネックレスを丸首の服に着けると、動いているうちにこうなってしまうのが難点です・・・
ベビーパールネックレスの場合
1つのモチーフが付いたペンダントではなく、ベビーパールのネックレスではどうでしょうか。
パールは冠婚葬祭のイメージが強いですが、ベビーパールなら1連のネックレスでも普段着に合わせやすいので気に入っています。
ベビーパールネックレスのシルエットは丸くなり、ラウンドネックとの相性は良いです。
でも相性が良すぎて、お行儀よく収まりすぎる印象も受けます。せっかくフォーマルな印象のあるパールをカジュアルなTシャツに合わせて遊んでいるのに、中途半端にきっちりしてしまうともったいないです。
Vネックとのコーディネート
今度はVネックTシャツに合わせていきます。
一粒ダイヤペンダント(小)の場合
ペンダント自体は主張の強くないスキンジュエリーなので、どんな服に合わせても大きく違和感が出ることはありませんね。
しかし丸みのあるシルエットのチェーンに対して襟ぐりがV字なので、多少違和感を感じる方もいるかもしれません。
このTシャツはV字がそれほど鋭角ではなく、だらんと丸くなりかけているので大丈夫でしょうか。もっとV字のきつい襟だと、違和感は出やすいと思います。
写真のネックレスはチェーンが長くないので、広めの襟ぐりに対してネックレスが上の方にあるように見え、首元が詰まったような印象にはなっています。
一粒ダイヤペンダント(中)の場合
V字を描くチェーンにVネックで、スッキリと見えます。
身体の中心に直線があり鋭角が重なるので、キリっとしたかっこいい感じになります。
夏にちょうど合う、さわやかな印象になるコーディネートではないでしょうか。
続いては、ペンダントのトップが鎖骨の間にくるように長さを調整して着けてみます。
襟の開きが大きい服の場合、同じV字に見えるチェーンでも短すぎると首元が詰まって苦しそうな印象になってしまいます。
チェーンが短くなったことで襟ぐりのV字とチェーンのV字の角度がずれ、スッキリした印象が減ってしまいました。
では、チェーンをより長くするとどうでしょうか。
ペンダントトップが襟の頂点に近づきました。
首元が広く見えるようになり、開放感のある涼やかな印象ではないでしょうか。
チェーンが長くなったことでよりカジュアルに見えます。
ベビーパールネックレスの場合
Vネックにベビーパールネックレス、これは面白いです。
ペンダントの場合だと丸みを帯びたラインにはなっても、トップの重さで多少はV字になり、Vネックの角度との違いが気になる場合があります。
一方でパールのネックレスなら動いてもずっと丸いラインを保っています。そのためネックレスの丸いラインとVネックの逆三角形で、はっきりとラインの違いが出るので楽しいと思います。
ラウンドネックより首元の露出が多くなりますが、パールの素材感とネックレスの丸いラインが上品さを加えています。
まとめ
ネックレスとTシャツの合わせ方の例で、それぞれの組み合わせがどのような印象になるのかご紹介しました。
白の無地Tシャツだからこそ、シンプルなネックレスを一つ着けるだけで視線が胸元の上に引き上げられ締まった印象になります。さらに襟ぐりの形に合わせてネックレスを選ぶと、また印象が変わりコーディネートが楽しめると思います。
ラウンドネックTシャツなら、トップが軽くチェーンが引っ張られないペンダントを合わせると優しい印象になります。
トップが大きすぎずチェーンがV字ラインを描くペンダントをラウンドネックに合わせると、すっきりと見えるでしょう。
VネックTシャツなら、チェーンがV字になるペンダントがさわやかな印象を作ります。
ベビーパールネックレスをVネックに着けると、襟ぐりの形状との対比で遊びのある上品な印象になると思います。
ニシトキコ