自分の目に入りやすい部位といえば、手元ですよね。手元にリングを着けていると、一日中自分で見て楽しめます。
ニシトキコ
今回はヴァンクリーフ&アーペルのリングの重ね付けをご紹介します。
1 リングの重ね付けについて
リングの重ね付けの実用的な側面として、少しゆるいリングを着ける際に上からストッパーの役割で別のリングを重ねるという使い方があります。
でもやはり組み合わせる楽しみが一番大きいです。
単体で着けても素敵なリングを、2つ重ねるのはとてもワクワクします。
ひとつ注意点としては、重ね付けをするとリング同士がカチャカチャとぶつかるため、どうしても傷ついてしまいます。
傷つけたくなければ、リングは重ね付けせずに使うことをお勧めします。
でもリングは普通に使っていてもいろんな所にぶつけて傷ついていくので、あまり気にしなくてもいいんじゃないかなと思っています。
2 ふたつのリング
こちらの2つのリングを重ねました。
2.1 スウィートアルハンブラ エフイヤージュリング
こちらの写真のリングは、スウィートアルハンブラ エフイヤージュリングです。
スウィートアルハンブラのコレクションは2007年に登場したシリーズです。
スウィートアルハンブラはヴィンテージアルハンブラより一回り小さいモチーフが使われており、よりカジュアルな雰囲気があります。
「スウィートアルハンブラ」というと、上の写真のようなペンダントやピアスの印象が強いかもしれません。
スウィートアルハンブラの中でもエフイヤージュは、小さなハートでできた4枚の葉がダイヤを取り囲むデザインになっています。
エフイヤージュは2009年にコレクションに加わりました。
4枚の葉のうち1枚が外れてチェーンでぶら下がっているデザインが何より特徴的です。
チェーンでハートがつながれていることによって、ハートがゆらゆらと揺れる様子がとても可愛らしいです。
Effeuillage(エフイヤージュ)とは、葉や花びらを取り去ることです。
1枚ずつ花びらを取っていく恋占いを意味しているそうで、ロマンチックなモチーフですね。
ぶら下がっているハートを指先側にするか、手の甲側にするかはお好みです。
指先に向かって揺れると他人から見た時にきれいに見えやすく、手の甲で揺れると自分で見て楽しめると思います。
現在、エフイヤージュはピアスとリングが展開されています。
素材としては、今回着けているカーネリアンとピンクゴールドの組み合わせと、マザーオブパールとイエローゴールドがあります。
エフイヤージュは、ハートのモチーフがこのように外側に向けて斜めに上がっています。
この構造によって、エフイヤージュの立体感を出しているんだろうと思います。
ハートが斜めに取り付けられているため、リングの重ね付けの際にはハートがもう一つのリングに乗っかる状態になります。
この構造のおかげで、エフイヤージュのような出っ張っているデザインでも重ね付けが可能になっています。
2.2 ルビーとダイヤのパヴェリング
エフイヤージュと重ねているのはこんなリングです。
こちらのリングもヴァンクリーフ&アーペルの作品ですが、昔のもので名前はわかりません。
名前がお分かりになる方がいらっしゃいましたら、お教えください。
花の中心がルビー、そして花びらがダイヤで表現された小さな花がいくつか並んだデザインです。
地金はイエローゴールドです。
ルビーとダイヤが敷き詰められていてゴージャスにも見えますが、雰囲気が若干レトロな感じがして普段に使いやすいリングです。
3 花畑からカーネリアンの四つ葉が空に伸びるイメージで
今回の組み合わせは、カーネリアンの赤色とルビーの赤色で合わせてみました。
ルビーとダイヤのリングをエフイヤージュリングの背景のように使いたいと思って着けています。
ルビーとダイヤの花畑からカーネリアンの大きな四つ葉が空に向かって伸びていくイメージです。
重なったハートの脇から、小さな花がチラチラと見えているのが気に入っています。
私はもともとイエローゴールドとピンクゴールドを合わせて着けることに抵抗はありません。
そんな私だからかもしれませんが、今回のような合わせ方だと特に地金違いの違和感がないと感じました。
みなさんはどのようにお感じになったでしょうか。
白いTシャツで胸元にはカーネリアンのスウィートアルハンブラペンダントだけ、そして手元はエフイヤージュの重ね付けにしました。
読んでいただきありがとうございました。